スペーコラ博物館
必見あれこれ

B & B in Florence (ベッド&ブレックファーストinフローレンス): フィレンツェの中心部、静かで庶民的な道に面する部屋は、設備も充実.全室がフィレンツェの伝統的なインテリアで、プライベートバス付。

Omero Benvenuti (オメロ・ベンヴェヌーティ): マーブル紙や皮を使ったアルバム、ノートから、小物入れ、札入れまで.斬新なアイディアが生む、色と形のハーモニー.

ロマーナ門
ボーボリ庭園
サン・フェリーチェ・イン・ピアッツァ教会

 

ツーリストインフォメーション
アクセス: ヴェッキオ橋から徒歩10分。ピッティ広場から徒歩3分。specola@specola.unifi.it.
開館時間: 9時から13時;水曜休館.
入場料: 5,00 ユーロ。6歳未満無料;6歳から14歳、66歳以上2,50ユーロ.

天文台(ラ・スペーコラ)ばかりではなく、スペーコラ博物館Museo della Specolaは自然科学の豊富なコレクションを誇り、なかでもろう人形による解剖モデルは有名である。現在はフィレンツェ大学の一部になっている。

歴史 - 見どころ

 歴史


博物館の歴史は1771年に始まる。大公ピエトロ・レオポルド・ディ・ロレーナがウフィッツィとピッティ宮殿のメディチ家コレクションを整理した際、科学・自然科学関係の収蔵品を分け、専用に建設した新しい博物館に収納した。1775年には当美術館の開館記念式典が行われている。最初の館長で生理学者だったフェリーチェ・フォンターナ主導により、ろう細工のための工房がつくられた。
そこで彫刻家クレメンテ・スジーニやその他の職人が1775年から1814年の間に600体以上の解剖モデルを製作した。これらは、美術館の収蔵品の目玉となっている。工房は1895年まで活動を続け、その後1947年には展示品の管理保存の目的で再び開かれた。


写真の上をクリックすると、拡大します.

美術館には開館当初、ガリレオ・ガリレイが使っていた天文学の研究道具もおかれていた。これらは、彼の死後(1642年)枢機卿レオポルド・デ・メディチによって収集された。彼は1841年イタリア科学者会議が開かれたのを機会に開校したアカデミア・デル・チメントAccademia del Cimentoの創立者でもある。大公レオポルド2世はこの研究道具を収めるための特別展示室を作らせた:いわゆる“ガリレオのトリブーナ”Tribuna di Galileoである。その後、この偉大なる天文学者の遺品は科学歴史博物館Museo di Storia della Scienzaに移され、トリブーナは空き部屋となった。

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 見どころ


自然科学収集品:博物館には多数の動物のはく製コレクションが、たいてい彼らの生息地の正確な模型とともに展示されている。その中には大公ピエトロ・レオポルドの時代に、ボーボリ庭園で飼育されていたカバも含まれる。一般公開されている収集品のほかスペーコラは非公開コレクションとして、研究者のために昆虫の豊富なコレクションも備える(2,000,000体)。
ろう製解剖標本コレクション:これは、人体の各部を非常に忠実に再現したろう人形の当初の呼称である。コレクションには18、19世紀の彫刻も含まれる(18世紀:クレメンテ・スジーニClemente Susini、フランチェスコFrancescoおよびカルロ・ロレンツォーリCarlo Lorenzuoli、ルイジ・カラマーイLuigi Calamai;19世紀(1848から95年):エンリコ・トルトリEnrico Tortoliの各作品)。博物館にはゲターノ・ズンボGaetano Zumbo(17世紀末)作の寓話の場面も展示されている。ろう彫刻による死とペストをテーマとしたシーンである。
ガリレオのトリブーナTribuna:2階には建築家ジョゼッペ・マルテッリ設計のトリブーナがある。ガリレオが使っていた研究道具を展示するために作られ、ポーチと半円形の展示室からなる。フレスコ画とモザイクはジョゼッペ・ストロンゲッツォーリGiuseppe Strongezzuoli、ニコラ・チャンファネッリNicola Cianfanelli、ルイジ・サバテッリLuigi Sabatelli制作、現在も展示中のガリレオ像はアリストデモ・コストリAristodemo Costoliによる。

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